購入について
0. 事前確認(できれば)

 デジタルハリネズミはトイデジと呼ばれるカメラの一群の中でも単品定価で15,750円とかなり高額の部類に入ります。なので、私のような後先を考えない特攻体質でもない限り、事前に情報を集めたり使用感を確認してから購入を決めたい方が多いと思います。周囲にデジタルハリネズミを持っていて、なおかつ貸してくれる人がいる場合は少し触らせてもらう事をお勧めします。私も以前、 変デジ研究所のlonestar所長にカラー緑をレビュー用にお貸しした事があります。その後所長はカラー緑をご購入されました。
 よく聞く取り扱い上の不満点には、microSDの出し入れがし辛い事が挙げられます。

 また、BOXセットを買わない人の場合は事前にCR2電池とmicroSDの確保が必須です。電池は言うに及ばずですが、デジタルハリネズミには内蔵メモリが無いためmicroSDが無いと撮影ができません。

※現在、管理人が所有するデジタルハリネズミの貸し出しは行っておりません。

1. 購入
1-1. 取り扱い店の店頭で買う

 デジタルハリネズミは、ヴィレッジヴァンガード(以下VV)、LOFT、東急ハンズ(以下ハンズ)、Smith、一部書店等で取り扱われています。私が知る限り、VV下北沢店ではお試し用の2+++実機が展示されていましたので(2011/05/07時点)、店舗によっては実際に手にとって使用感を確認してから購入することも可能と思います。

 通常盤の場合、基本的に店頭に置かれているのは最新機種の2+++ですが、過去機種の限定盤の在庫を販売している店舗もあります。ただしチノン1・チノン2は私が把握している限りでは店頭販売されていないため通販で購入する必要があります( 店頭販売しているお店の情報をご存知の方は教えてください)。

リンク:取り扱い店舗一覧

1-2. 通信販売で買う

 デジタルハリネズミを取り扱っているネットショップはSuperHeadz公式ショップ他数多くあります。扱っている在庫やポイント・送料等の兼ね合いでお好きな店を選べばいいと思います。2011/05現在、公式ショップで購入できるのは限定盤を含め2+++に変わっています。またほかの店舗についても同様の状態が進んでいる模様です。
 とは言え、やはり生産終了発表以降売り切れになってしまったところが増えています。

 またチノン系の取り扱いは、私が知る限ではりチノン公式ショップと楽天の1件のみです。


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ヴィレヴァン通販のデジてん販売ページ(2011/05現在他の限定盤もかなりの種類があります)

1-3. 直営店「Camera Cabaret Grand Shop」で買う

 渋谷(2011/05現在は代官山)※1にあるSuperHeadz INa Babylonの直営店「NECONOとcamera cabaret grand shop」※2でももちろんデジタルハリネズミを買うことが出来ます。公式Webショップより品揃えが良く、2011/04時点で初代の限定盤であるデジブチ系が全て揃っていたのには驚きました。ただし現在も在庫があるとは限りませんので事前に問い合わせる事をお勧めします。※1
 デジタルハリネズミ以外にも様々なトイデジ・トイカメラがありますし、写真集やCD、Tシャツ等面白い物が沢山あります。

  1. 2012.08.16訂正。
  2. 代官山から渋谷に戻った際に改名。
1-4. SuperHeadz INa Babylonのイベントで買う

 直営店の雰囲気を外に持ち出したカメラ販売のイベントが時々開催されています。また関東地方以外での開催もあります。限定盤の初売りはイベントで行われる事が多く、また事前予約があってもイベントのほうが早く手に入る時もあります。2限定のように完全にイベントでしか手に入らない盤もありました。イベントには移動型だけではなく、代官山シャワールームファクトリーで開催される各種公演もあります。

 生産中止が決定した今、デジタルハリネズミの新機種の先行販売が行われる可能性はほぼ潰えましたが、SuperHeadzブランドの他のカメラの限定品が出てくるかもしれません。

1-5. 中古で買う

 将来的に、全ての店舗からデジタルハリネズミの在庫が消え、オークションでの落札やSNS経由の取引或いは古売店で中古品を買うしか入手手段が存在しなくなると考えると寂しいものがあります。具体的な手段やメリット・デメリットについては他の中古品と同じですので、ここでは特に述べません。

 しかしながら、2011/05時点でこの手段でしか手に入らないものがあります。それは初代のファームウェアバージョンがVer.1.14以前のものと、2限定/正式です。

 初代はファームウェアバージョンの確認が可能であり、デジブチ系のファームはVer.1.15である事が判明しています。よって現在購入可能な新品在庫はVer.1.15が殆どと思われます。特にVer.1.11のあの赤被りと裏技によるホワイトバランス変更を求める場合は根気よく探す必要があるでしょう。  また、2は全てのメジャーバージョン中最も販売期間が短く(四か月程度しかありません)、2++発売後は速やかに入れ替わり店頭でもネットショップでも見ることは無くなりました。2以降のピアノブラックのボディは見た目で機種を判別できず、2++や2+++を2と呼ぶ人も多いので、2限定/正式を目にする機会は非常に少ないです。

 私の2正式は2011/04にmixiのコミュニティ経由で入手したものですが、事前に店頭販売品かどうかと購入時期を確認させていただき、2正式であるとの確証を得てから譲っていただきました。

2. BOXか単品か
2-1. BOX販売について

デジタルハリネズミ BOXセット

 デジタルハリネズミは2代目以降カメラ単体での販売の他にアクセサリーキットを同梱したBOXの形態でも販売されています。BOXの価格は基本的に21,000円と単体より5,250円高額です。が、アクセサリーキット単品は5,775円なのでバラバラで買うよりお得です。

デジタルハリネズミ アクセサリーキット

 アクセサリーキットの内容は、ポーチ、ストラップ、2GBのmicroSDとUSBカードリーダのセット、CR2電池。初代の頃にもアクセサリーキット(4,725円)はありましたが、内容はmicroSD/カードリーダとCR2電池のみでした。私はこちらは買っていません。

2-2. BOXを買う利点

 BOXを買う利点は、まず何よりも電池・microSDが揃っている為購入してすぐ撮影可能な事です。デジタルハリネズミで使われるCR2電池は使わない人は使わない規格ですので、コンビニでも販売されているのを知らなければ単品購入の場合「せっかく買ったのに撮影できない」とがっかりする事になります。BOXの場合は、そういう事はありません。

 もう一つの利点は、付属のアクセサリー類がデジタルハリネズミ用のオリジナルデザインである事です。特にmicroSDとカードリーダはフロントパネルのはりねずみの可愛さに惹かれている方には堪らないと思います。

2-3. BOXを買わない場合

 BOXセットの問題はやはり、かなりの高額である事です。そもそも単品自体メジャーなトイデジとしては相当高額な部類に入るので、出来るだけ費用を抑えたいと言う方もいらっしゃると思います。初代のアクセサリーキットとCR2電池のコンビニ価格を考えると、microSDとカードリーダが約4,000円もする計算に……。

 価格面以外でアクセサリーキット不要な理由として他に考えられるのは、

  1. 速写ケースを使うのでストラップやポーチはいらない。
  2. 動画メインで使うので記録媒体が2GBでは容量が少なすぎる。
  3. 他のカメラのために買ったmicroSDやCR2が余っている。

――ぐらいでしょうか。ちなみに、デジタルハリネズミ以外でCR2電池を使用する代表的なトイデジにはRolleiflex MiniDigiがあります。
 なお、アーチストBOXは名前の通りBOX販売だけですので単品買いは諦めましょう。私の持っているアクセサリーキットも、3つのうち2つはアーチストBOXの付属品です。残り1つはキット単品を貰いました。

 逆に初代とブチネコ系とチノン系はBOXセットがありません。可愛いmicroSDが欲しい場合は涙を呑んでキット単品を買いましょう。

3. アクセサリーの代用品

 上で私が所持しているアクセサリーキットは3つと書きましたが、23個のデジタルハリネズミのうち、BOXが無かった初代系及びチノン系列を差し引いても9個ぶんのアクセサリーが不足している計算になります。そして実はアーチストBOXのアクセサリーキットは001のmicroSD(Ed Templetonの映像作品が入っている)を除いて全くの手付かずです。つまり普段は他の物をアクセサリーキットの代用として使っているわけです。

3-1. ストラップ

 これは勿論普通のハンドストラップが使えます。携帯電話に使えるものだったら何でもいけます。机の引き出しの隅に貰ったまま忘れ去った携帯ストラップが眠っているかもしれません。そうしたらストラップにかかる費用はタダです。

 市販の携帯ストラップほどの強度を求めなければ自分で作ったりただの紐で済ませるのもアリです。私は初代に自作ブレスレットの余りの革ひもを付けました。今だったら多分ストライプの組紐を作ります。

 チノン系の場合は最初からストラップが同梱されています。また、専用の速写ケースを買う手もあります。蓋にハリネズミの刻印があり、これまた可愛いです。予備電池を入れておくホルダーもついています。

 

3-2. microSDとカードリーダ

 携帯電話の外部記録媒体がminiSDからmicroSDに変わり、大半の方は画像や電話帳等のデータ保存の為にmicroSDを持っていると思います。それで当座を凌いで後から容量の大きいmicroSDHCを買うのも手です。
 新しく買う場合も容量が小さいものであればかなり安価で手に入ります。

リンク:上海問屋

 カードリーダについては、PCにSDスロットが付いていればmicroSD用アダプタがあればそれで事足ります。撮った画像を確認するだけならそれこそ携帯電話が使えます。私はデジタルハリネズミで撮った画像を携帯で確認し、気に入ったものを縮小してiPhoneにメールで送り、そこからアプリでブログ更新しています。PCを使うのは画像をコピーする時だけです。

 SDスロットがない場合、USBカードリーダを買うことになりますが、SDカード以外の記憶媒体も他の機器で使っているならマルチ対応の品が当然便利です。私が使っているのは、ちょうどタイプも色も以下と同じです。でも本気で片手で抜き差ししようとするとmicroSDの塗装が剥げます……。


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3-3. ポーチ

 同じ柄のポーチだとどれがどれだか解らなくなるので、同時に持ち歩くものについては色違いや種類違いのものを使うようにしています。私が使っているポーチ類はこのような感じです。

伊右衛門おまけ他

 左からアクセサリーキット付属のポーチ、伊衛門のおまけのかさねいろ(豆)巾着、伯母が(特にカメラ用と言うわけではなく)作ってくれたポーチです。
 伊衛門のおまけのうち朱色はキットが発売されるずっと前に母から貰ったのですが、これがキット付属のポーチとほぼ同サイズ即ちデジタルハリネズミにぴったりのサイズだった事に驚き後にオークションで買いそろえました。写真のうち朱・青・黄が過去の豆巾着、茶色が2011年の巾着ですが(何故か名前が違う)、巾着は裏地と中芯が無くちょっと頼りないです。

モンヂャックとアンキモ

 こちらはアーティストのtocoさんが手掛けているハンドメイドのポーチで左が「モンヂャック」、右が「アンキモ」です。モンヂャックの「少ししか入らないけど、少しなら入る」と言うコンセプト通り中綿がかなり詰められているので、衝撃からの保護の面では非常に優秀です。しかも可愛い! 携帯性はただのポーチより落ちますが、それを差し引いてもデジタルハリネズミ用ポーチの好適品としてお勧めします。

――が、実は2011/05現在、写真のミドルサイズのモンヂャックは廃番及びアンキモはデザフェス等のイベント限定販売、と公式サイトの通販で購入する事ができません。デザフェス33で好評だったアンキモ(私もこの時買いました)は今後の取り扱いが前向きに検討されているようです。※1ミドルサイズのモンヂャックも復活して下さるよう要望を出してはいるのですが……。※2

ポケデジ

 公式通販で買えるロング/ショート(写真はロング)には、別の人気トイデジであるポケデジが入ります。ご参考までに。
 なお、トイデジ界に於けるモンヂャック人気の火付け役も変デジ研究所のlonestar所長です。ブログでモンヂャックを紹介したりフォトコンテストを主催されたりしています。

リンク:モンヂャック公式

  1. 2011.11.05現在、アンキモは公式サイトにて通販可能となっています。
  2. デザインフェスタ35にてミドルサイズが限定販売された。
4. CR2電池

 CR2はカメラ方面に縁遠い場合はまず馴染みが無い規格の電池です。トイデジが初カメラだった私もMiniDigiを買うまで全く見た事がありませんでした。ただしカメラ関係では多く使われているので、実は普通にコンビニで売っています。ただし他のトイデジでよく使われる単四電池等と比較すると非常に高額(1個およそ700円)で、しかも充電式乾電池にはこのタイプが無いため、本体価格と並んでデジタルハリネズミ購入を躊躇してしまう要因となっています。

4-1. 通販されている充電式CR2を使う

 先程充電式乾電池にはCR2は無いと書きましたが、それはエネループ等国内で販売されているメジャーなものについての話で、実際にはネット上で海外ものの充電式CR2電池を買うことが出来ます。ただしご使用は自己責任で。

 私も初代を買った当初は出自の怪しげな中国産充電式CR2を使っていましたが、品質にばらつきがあり全体的に保ちも良くないので、すぐに使わなくなりました。今は私が使っていたのとは違う充電池が出回っているようですが……。

4-2. 安売り品を探す

 高価なCR2電池ですが、たまに電器店の安売りワゴンに混じっていたり、キャンディ包装品※1のまとめ売りで単価を抑えていたりと安く入手できる事があります。ヘビーユーズすると判っている場合は100個セットあたりを購入しておくのも手です。ただし電池には使用期限がありますので一度にあまり買いすぎるのもよくありません。

 以下のうち上の二つはほぼ最安値のまとめ買い定番品。その分売り切れも早くURLがよく変わるので別の品も一つ紹介しておきます。
 100個は……本当に買う勇者はいるのか? と言うのはさておきパナソニック製品の包装はキャンディ包装の次ぐらい携帯しやすいです。


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  1. 本体単品販売時に「おまけとしてCR2電池1個プレゼント!」と書かれている場合大抵がこれである。富士フイルム製。